コミュニティカレッジとはどんな大学?
4年制大学との違いや特徴はなに?
このような疑問をここでは、コミュニティカレッジに通っている私が徹底解説していきます。
コミュニティカレッジがどんなところかわからないと、通うことがそもそも怖いですよね。
この記事に書かれていること
・コミュニティカレッジはどんな大学なのか?
・コミュニティカレッジの特徴
・なぜコミュニティカレッジがおすすめなのか
この記事を読むことで、これから「留学を考えている人」「アメリカに留学したい人」はとても参考になると思いますので、是非最後までご覧ください。
この記事を書いた人


(こちらがアメリカの大学の証明書)
・2021年からアメリカ留学開始
・現在アメリカの大学に進学中、GPA4.0キープ(最高成績)
・留学前には20社以上の英会話教室を経験
アメリカのコミュニティ・カレッジとはどんな大学?

そもそもコミュニティカレッジってどんな大学?
と思っている人は多いでしょう。
コミュニティカレッジとは
公立の2年制大学のことです。
アメリカ全体でみると、約3割の大学がコミュニティカレッジとなっています。
コミュニティカレッジの基本的なコンセプト
・できるだけ安く
・しっかりと大学教育を受けられる
「コミュニティ=地域」ですので、地域の人がだれでも通いやすく、しっかりと教育を受けられるようにという下に作られました。

コミュニティ・カレッジ3つの特徴

コミュニィティカレッジの特徴
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4年生大学に比べて費用が安い
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入学する難易度が低い
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年齢層がバラバラ
コミュニティカレッジは4年生大学と比べて大きく3つの特徴があります。
その3つの特徴を詳しく見ていきましょう!
①4年生大学に比べて費用が安い
留学で問題になってくるのがお金ですよね。
留学したいけど留学は高い,,,
留学はお金がたくさんかかるのでは?
と思いますよね。
しかし、コミュニティカレッジなら、日本の大学と同じくらいの金額で行けるんです!
それはコミュニティカレッジは4年制大学と比べて圧倒的に学費が安いからです。
4年制大学だと、1年間の学費は400万円以上かかるところがコミュニティカレッジでは100万円程度で行くことができます。
学費が1年間100万円なら日本の大学とそんなに差はないですよね。

注意ポイント
学費は100万円程度だが
・食費
・娯楽費
・寮費(学校によっては含まれている場合がある)
は別料金となってくるため合計金額は100万円よりも高くなるケースが多い。
②入学する難易度が低い
留学したいけど英語は喋れない,,,
英語力がなくても留学できるの?
留学するには英語力が必要と思っていますよね。
コミュニティカレッジなら英語力はそんなに高くなくてもいけます。
では、どのくらいの英語力かといいますと
TOEFL40~50点
をとればコミュニティカレッジに入学できます。
TOEFL40点~50点の難易度とは?
・英検2級程度
・高校生までの英語がある程度できる
・TOEIC500~600点
このくらいの英語力なら頑張ればだれでも取れるでしょう。
しかしこのTOEFL40~50点というのは最低ラインですのでできれば60点欲しいところです。
メモ
TOEFLのスコア60点取ればいろいろなコミュニティカレッジを選べる幅が広がるよ!
TOEFLとは?
TOEFLとは、各30点ずつで合計120点となっており、「reading」「listening」「speaking」「writing」の4技能を測るテストです。
試験時間は約3時間で料金は235ドル(約2万5千円)
③年齢層がバラバラ
コミュニティカレッジは地域の人が多く通っているため、働きながら通う学生も多いです。
またアメリカでは「飛び級」という制度があるため、年齢が若くて学力があれば、高校を飛ばして大学に通えます。
そのため、コミュニティカレッジには下から上まで幅広い年齢層の人たちがいるのです。
◎年齢層の割合

日本では珍しいですがコミュニティカレッジは年齢層がバラバラですのでそこで得られる経験もあります。
年齢層がバラバラのメリット
・たくさんの年齢層の人と関われる
・いろいろな人の人生を知れる
・頭がいい子に勉強を教えてもらえる、仲良くなりやすい(特に年齢が低い方から)
・人生経験が豊富なため的確なアドバイスをもらえる(特に年齢が高い方から)
このように、たくさんの人と関わることで、自分にとってもいい経験やアドバイスをもらえることができるのです。

コミュニティカレッジ3つのデメリット?!

コミュニィティカレッジのデメリット
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寮のある学校が少ない
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生徒全員が授業に意欲的ではない
-
卒業率が低い
コミュニティカレッジはメリットもたくさんあるのですが、コミュニティカレッジならではのデメリットの存在します。
①寮のある学校が少ない
コミュニティカレッジは地域の人が多いといいましたよね。
ですので、家から直接学校に来る生徒が多いため寮を設置している学校が4年制大学と比べて少ないのです。
・「4年生大学」=「寮生活」
・「コミュニティカレッジ」=「学校に通う」
という形が多い
しかし少ないというだけでないというわけではありません。
ここでは、寮がついているコミュニティカレッジを4つ紹介していきます。
<寮付きのコミュニティカレッジ>
学校名 | 入学条件 | 年間費用 | 場所 |
シエラカレッジ | TOEFL iBT 45 | $18,000 | カリフォルニア州 |
レーン・コミュニティカレッジ | TOEFL iBT 46 | $22,350 | オレゴン州 |
エドモンズ・カレッジ | TOEFL iBT 54 | $20,522 | ワシントン州 |
スノー・カレッジ | TOEFL iBT 70 | $19,000 | ユタ州 |
少ないといっても、4年生大学に比べて少ないだけですので調べればたくさん出てきます。
留学する方は寮生活かホームステイが基本となると思いますので、どちらが自分に合っているかを選びましょう。
寮の特徴
・友達が作りやすい
・ご飯は自炊or学校で出てくるご飯
・基本当たりはずれはなく快適に過ごせる
ホームステイの特徴
・家族と仲良くなれる
・ご飯を作ってくれる
・当たりはずれがある
②生徒全員が授業に意欲的ではない
コミュニティカレッジでは生徒全員が授業に意欲的でないことがあります。
・授業に遅れる
・普通に何日も休む
・授業を聞いていない(携帯を触っているなど)
このようなことが多いです。
これは授業料も安く向上心が高い人が4年制大学の人と比べると少ないからです。
しかし、中にはしっかりと授業を受けている生徒もいます。
周りに流されずにしっかりと出席して、授業を受ける気持ちを持っておくようにしましょう!
③卒業率が低い
これは先ほどの「生徒全員が授業に意欲的ではない」と関係してくるのですが、もちろん授業をしっかりと受けないと卒業できません。
「授業に意欲的ではない」=「卒業率が下がる」
ということになってしまっているのです。
メモ
コミュニティカレッジは2年生大学だけど、3年かそれ以上かけてゆっくり卒業する人もおおい!
ですがしっかりと単位をとっていれば2年で卒業できます。
早い人は1年半で卒業したり、1年半で4年制大学へ編入したりしているのも事実です。
コミュニティカレッジの強みは4年制大学へ編入できる
ということです。
コミュニティカレッジから4年生大学へ編入可能

どのように4年制大学へ編入できるのか?
コミュニティカレッジに留学する方はそのあと4年制大学への編入を考えている方が多いです。
なぜコミュニティカレッジに行ってから4年制大学へ編入するのか?
それは金額が半分以下になるからです。

コミュニティカレッジでとった単位は4年制大学に引き継げます。
ポイント
4年制大学を卒業するには120単位必要ですが、コミュニティカレッジで60単位をとり、それを4年制大学へ引き継いで残りの2年、4年制大学で過ごすことができます。
この仕組みにより、費用を抑えながらもアメリカの4年制大学に行けるということです。
もっと安く4年生大学へ行く方法
しかし4年間で800万~1000万円でも十分たかいですよね。
それを費用を抑えていく方法があるのです。
それが奨学金です。
アメリカには返さなくてもいい奨学金というものがたくさんあります。
そんな奨学金もらえるの?
どうやって奨学金をもらうの?
と思いますよね。
それは英語力を上げて成績をとることです。
成績がよかったら4年制大学から奨学金がもらえ、授業料がタダになったり半分になったりします。
関連
日本では高校や大学に推薦されると学費がものすごく安くなったりしますよね。
それと同じようなものだと思ってください。
そこで、成績を上げるには最低限の英語力が必要になってきます。
ですので、コミュニティカレッジで英語にたくさん触れ、英語力を鍛えておくといいでしょう。
私は英会話教室に通い英語力を上げ、今ではGPA4.0(最高成績)を維持しています。
◎私のおすすめの英会話教室はこちら
最後に:アメリカへ留学するならまずはコミュニティカレッジがおすすめ!

アメリカ留学を現在考えている方は、コミュニティカレッジからの留学をおすすめします。
留学する際に問題となる「お金」と「英語力」この2つをカバーできるので、留学は難しいかもと思う方でも留学できる可能性があります。
しかもコミュニティカレッジから4年制大学へ編入できるため、アメリカの大学を卒業するということは夢ではありません。
・これから留学を考えている
・留学をしたいと思っている
という方は今から英語力を鍛えておくと今後とても役に立ちます。
英語力が少しでもあるまま留学に行くと、成績もとりやすいですし、友達も作りやすく留学生活が充実したものになります。
◎留学行く前の英語の勉強法はこちら